子どもたちは、『自分の経験してきたこと』や『学んだこと』を自分の引き出しから引き出して、学びを深めていきます。
引き出しの中身は、人それぞれだからおもしろく、引き出し方も様々だからこそ、集団で学んだときに大きな新しい発見も生まれます。
学びを深める方法のひとつに、『対話をする』という方法があります。
今年度、本校では『対話力』の育成を重点目標として掲げ、教育活動を行っています。
自分の声を相手に届けることの大切さを学ぶため、『Nagisa Voice』に取り組んでいます。
正しい口形、正しい姿勢、相手に届く声の大きさを考えて繰り返し練習をします。
1年生では、言いにくい言葉をはっきりと話す練習をしています。
スラスラ言えるようになったら、一人で話すことに挑戦です。
前に立って友だちに声を届ける、友だちの声を受け取る、この繰り返しが大切です。
「おーい、みんなー!!!あそぼうーーー!!!」
現代の子どもたちは、外遊びをする時間が減り、大きな声で友だちを呼んだり、言いたいことをはっきり伝えたりすることができなくなっている…ということが、懸念されているそうです。
なぎさのグラウンドを見ると、大声で友だちと遊ぶなぎさっこの姿が…。
「じゃーん、けーん、ぽんっ!!!」
「やったー!かったーーー!!!」
遠くにいても、友だちの声に耳をすませ、大きな声で楽しさを伝え合う、笑顔いっぱいのなぎさっこです。
声を出す、声を届ける、対話をする。
自分を表現し、深い学びを達成するためのツールである『ことば』を巧みに使いこなせる、なぎさっこへ。
1年生は、今後も『ことば』の学習をくりかえしていきます。